最近メディアでよく耳にする「メタバース」。
聞いたことはあるけれど、説明するのは難しい方がほとんどだと思います。
実は説明できないのは当たり前なんです。
なぜなら、定義づけがされていないから。
しかし、多くの方が共通している認識があります。
それは「経済圏」と「時間軸」です。
この記事を読めば
「メタバースって何?」
「どうやって始めるの?」
「どうやって稼ぐの?」
を簡単に理解することができます。
誰にでもわかるように説明しているので他の記事を読む必要もありません。
- メタバースの概要
- メタバースのメリット・デメリット
- メタバースの稼ぎ方
- メタバースの将来性
目次

メタバースという言葉の意味はなんだろう。
冒頭で話した通り明確な定義づけは行われていません。
しかし、米ベンチャー投資家のマシュー・ボール氏は2020年にメタバースの条件として7つの条件を示しています。
- 永続性がある:一時的なリセットがない
- ライブ的で同時多発:実世界と同じライブ状態
- ユーザーの上限がない:ユーザーそれぞれが存在感をもつ
- 完全に機能した経済圏:個人や企業が活動できる
- 実世界との垣根がない
- 相互運用性:プラットフォームの垣根がない
- あふれるコンテンツと体験:コンテンツ体験の提供
この7つの条件がメタバースで必須であると唱えています。
「なに言っているのかわからない」と感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで、メタバースゲームで遊んだことがある私がかみ砕いて主観的な意見を交えながら説明していきます。
この7つを超ざっくり説明してしまうと「現実世界と大差ない空間であること」が大前提です。
- 永続性がある
- ライブ的で同時多発
- ユーザーの上限がない
- 完全に機能した経済圏
- あふれるコンテンツと体験
これら5つの要素は現実世界では当たり前の要素になってきます。
- リセットが聞かない・過去には戻れない
- あなたが生活している時間軸で世界ではさまざまな事が起きている
- 誰もが参加できる
- 現実世界のような経済圏
- 現実のようなコンテンツ体験
このように現実世界と同じように時間は流れ、リセットや過去に戻ることはできない仮想空間がメタバースです。
また、空間だけではなく、経済がメタバース内だけで成り立つことも条件とされています。
筆者がいつも想像しているのは下記3つの映画です。
- サマーウォーズのOZ世界
- 竜とそばかすの姫のU世界
- レディ・プレイヤー1の世界
これらの映画のように実世界とつながりがある空間のことをメタバースと表現している可能性があります。
映画を想像しづらい方は下記のゲームを想像してみて下さい。
- メイプルストーリー
- ファイナルファンタジー
- 黒い砂漠
などのMMOゲームも経済圏は成り立っていないもののメタバースに近いです。
では、残り2つの要素をどのようにしてとらえるか。
- 実世界との垣根がない
- 相互運用性
メタバースゲームをやった感想からするとこれらの2つをクリアすることは限りなく難しいと考えています。
理由はとってもシンプルです。
・食事・睡眠・排泄などをメタバースで行うのは現状難しい
・次々に生まれるメタバース空間を相互運用するのは難しい
食事や睡眠、排泄は現実世界に戻ってこないとできません。
この時点で垣根がないというのは難しい状態です。
また、メタバースのゲームなど次々に生まれてくる中で全てを相互運用可能にするのは不可能に近いと考えられます。
なので、マシュー・ボール氏は7つの条件をメタバースにあげていますが、現実的に可能なものは5つです。
現実世界のように時間が流れ、仮想空間で経済圏が確立できているものがメタバース
このように解釈ができます。

メタバースの概念はなんとなくわかったけれど、具体的にどんなことができるんだろうと思った方も居るかも知れません。
メタバースでは、現実世界でできる事のほとんどが可能になります。
もちろん、先にも述べた「食事」「排泄」「睡眠」などは難しいですが、経済活動なら可能です。
- メタバースでの商店街
- 友達づくり
- ゲーム
- 仕事
など、可能になると予想できます。
現実世界で可能なものは大体メタバースでもできるので、可能性は無限大です。
メタバースが注目された背景にはなにがあるでしょうか。
「メタバース 注目 背景」と調べると必ずといっていいほど出てくることがあります。
- メタバース空間での会議が増えた
- コロナ禍での影響
これら2つはほとんどの確率ででてきます。
もちろん、メタバースの定義づけはされていないので間違いとは言いづらいですが、マシュー・ボール氏の定義に従えば間違いです。
- 人数制限がない
- 経済圏が成り立つ
これら2つの条件を満たしていないのでそもそもメタバース空間とはいえません。
会議が行われているのはただの仮想空間です。
では、なぜメタバースが注目されているのか、それは「NFTの発展」とつながりがあると考えられます。
実際のところマシュー・ボール氏が唱えているメタバースを再現しているプロジェクトは現状少ない、もしくはないです。
なぜなら、メタバース内で経済圏をつくることはかなり難しいからです。
しかし、NFTの発展とともにNFTの技術を利用すればメタバースを実現できる可能性が高くなりました。
- メタバースでのイベント
- メタバースでの店舗
- メタバースでのゲーム
NFTを利用する事で実際にこれらの経済活動がメタバース内で可能になりつつあります。
現状はNFTの売買はあまり行われていませんが、今後は発展していくことが予想できます。

仮想空間での素晴らしい経済活動を行えるメタバースですが、注意点もあります。
- セキュリティの問題
- 対面での関係性が薄れる
- 専門の機材が必要な場合がある
Web3.0の時代セキュリティ問題はどこでもデメリットにあげられます。
- アカウントの乗っ取り
- 情報の漏洩
- ハッキングの被害
メタバース空間での会話はチャットや音声を通して行われます。
その音声やチャットをハッキングなどを使い盗聴や窃取される可能性があります。
また、仲の良いと思っていたネット友達に個人情報を明かしたところ不正利用されるケースもあるでしょう。
メタバース空間では個人情報を話さないなどの対策を行うことで、ある程度は防げます。
一方でハッキングされた場合、私たちは対処することができないのでリスクがあることを頭の片隅に入れておきましょう。
現実世界での対面関係が薄れるという意見もあがっています。
しかし、この問題は人によっては特に気にしなくても構いません。
- メタバースで仕事をしている
- メタバースにいる時間の方が長い
- メタバースでの友好関係の方が強い
上記のような方は、メタバース空間が生きているうえでのメイン空間で、現実世界がサブ空間になります。
そのため、現実世界での対面関係が薄くなっても特に問題がない事が考えられます。
メタバース空間を存分に味わうには専門の機材が必要になる場合がありますが、現在のところ必須ではないです。
VRゴーグルがあればより楽しめる程度です。
しかし、メタバースの開発が進むにつれて必要なものは増えていくことが考えられます。
- 知覚を感じることができるスーツ
- 漫画世界のようにメタバース空間に入るボックス
- VRゴーグルが進化したメガネ
このように高価な機材が増えていくことが考えられるので、今後はメタバース空間に入るにはある程度の資産が必要になるかもしれません。
メタバースのメリット・デメリットが分かったところで始め方について解説していきます。
始め方はいたってシンプルですが目的に合わせて始め方が違ってきます。
- メタバースを体験してみたいだけの方
- メタバースで買い物などをしたい方
- メタバースで稼ぎたい方
おすすめのプロジェクトに関しては後述します。
メタバースの体験だけしたい方は特に始めるのに必要なものはありません。
始めたいプロジェクトの登録だけ済ませて体験ができます。
国内や海外の仮想通貨取引所を開設していなくても体験だけの場合は問題ないため安心してください。
もちろん無料でプレイ可能なものがほとんどです。
現在のところメタバースで買い物など経済活動ができるものは少ないです。
なので、今後行うかもしれない方は、国内取引所の開設とメタマスクの作成だけ済ませておきましょう。
The Sandboxで遊ぶことを前提とすれば、コインチェックでSANDの購入ができるので、海外の取引所を開設せずに済みます。
※大手取引所でSANDを扱っているのはコインチェックのみ
・現在コインチェックでは下記のキャンペーンを実施しています。
・期間は残り10日です。応募はお早めに。
- 2022年5月24日~2022年6月7日
- SANDを合計5万円以上購入した方を対象に、抽選で10名に10万円があたるキャンペーン
メタバースで稼ぎたい方は国内取引所と海外取引所の両方を開設することをおすすめします。
国内にある銘柄であれば国内の取引所だけで問題ない可能性もありますが、使いやすさを重視すれば海外の取引所は必須です。
「稼ぐ」に焦点を当てたい方は、どちらも開設しておきましょう。

メタバース関連で稼ぐ方法は主に5種類あります。
稼ぎ方はゲーム内容やゲームの種類によって異なることもあるためゲームを始める前に確認してください。
- ゲームをしてドロップアイテムを売買する
- ゲーム内で報酬としてトークンをもらう
- ゲーム内でアイテムを制作して稼ぐ
- 土地関係で稼ぐ
- メタバース銘柄で稼ぐ
ゲームをプレイすることによってドロップしたアイテムや制作したアイテムを売買して稼ぐことができます。
既存のゲームであるとゲーム内のアイテムを換金することは難しいですが、メタバース空間では多くのアイテムがNFT化されているため可能です。
また、ゲームをプレイした報酬としてトークンが配布される場合もあります。
条件は勝利報酬やログイン報酬などさまざまですが、もらったトークンを売却し稼ぐ方法もあります。
ゲームの種類によって土地の使用はさまざまですが多くは下記の方法で稼ぐことが可能です。
- 土地の売買で稼ぐ
- 土地を貸し出して稼ぐ
- 土地にゲームなどをつくり使用料を設ける
- 土地に商店街などをつくり税金をとる
主にこれらの方法で稼ぐことができます。
しかし、土地そのものが高い傾向にあるため現実的ではありません。
まずは、ゲームをプレイすることから始めて少しづつ利益をだしていきましょう。
メタバースに期待しているけど、遊ぶまでではないという方にはメタバース銘柄を購入して利益を狙う方法がおすすめです。
おすすめの銘柄は下記の3つです。
- ENJ
- SAND
- MANA
※メタバース銘柄への投資は値上がりを保証するものではないため負担の少ない小額から始めて下さい。
また、現在の価格は2022年5月28日AM10時ころのものとします。
エンジンコインはゲームに力をいれている暗号資産で、将来性が期待されているコインの一つです。
名称 | エンジンコイン |
銘柄 | ENJ |
現在の価格 | 77.17円 |
市場ランキング | 79位 |
取引所 | コインチェック等 |
詳細 | 公式サイト |
メタバースゲーム「The Sandbox」内で通貨的な役割で利用できる暗号資産です。
The Sandbox公式Twitterは1,022,337人とかなり注目を集めています。
コインチェックにも上場し国内でも所有者が増えることが予想される期待の暗号資産です。
名称 | サンド等 |
銘柄 | SAND |
現在の価格 | 166.45円 |
市場ランキング | 38位 |
取引所 | コインチェック等 |
詳細 | 公式サイト |
メタバース空間「Decentraland」内で利用できる暗号資産です。
日本の企業もDecentralandに参入するなど期待が高まっているプロジェクトです。
しかし、残念なことに国内の取引所では購入ができないため、海外取引所を開設する必要があります。
名称 | マナ等 |
銘柄 | MANA |
現在の価格 | 121.16円 |
市場ランキング | 35位 |
取引所 | Binance等 |
詳細 | 公式サイト |
では、現在のところメタバースのプラットフォームはどのようなものがあるのでしょうか。
冒頭にのべたメタバースの概念は一度忘れて、プロジェクトがメタバースをアピールしているものを紹介していきます。
先に述べた通り、期待値が一番高いのがThe Sandboxです。
アルファ版も行われており、今後はベータ版も出てくることが予想されます。
プレイするだけなら誰でも可能なので、時間があるときに遊んでみてください。
稼げるトークン | SAND |
ゲームの種類 | オープンワールド |
言語 | 日本語対応なし |
公式サイト | The Sandbox |
DecentralandはThe Sandboxのボクセルとは違いより現実に近いような形になっています。
日本の企業も力をいれているため今後期待のプロジェクトです。
稼げるトークン | MANA |
ゲームの種類 | オープンワールド |
言語 | 日本語対応なし |
公式サイト | Decentraland |
アジア地域の期待の星はXANAです。
日本語対応もしていて、実際にVRゴーグルをつけて遊ぶことができるようになる予定です。
メタバースプロジェクトでVR世界にいけるのは珍しいためおすすめプロジェクトです。
稼げるトークン | XETA |
ゲームの種類 | オープンワールド |
言語 | 日本語対応あり |
公式サイト | XANA |
メタバースについてはよくわかったけれど、将来性はどうなの?と思う方もいるかもしれません。
この意見に関しては賛否両論あると思いますが、「メタバースに将来性はある」と確信しています。
- メタバース商店街
- メタバース遊園地
など可能性は無限に広がっています。
多くのメタバースプロジェクトで2022年には大きな発表を控えています。
2022年後半~2023年はメタバースの年ともいえるくらいのなにかが始まる予感です。
まずは、可能性を感じるためにもプラットフォームで遊んでみてください。
メタバースとは現実世界と同じように時が流れ、仮想空間で経済圏が確立できているもの
定義付けはされておらず、さまざまな解釈がありますが「経済圏」と「時間の流れが同じ」であることは多くの方がいっているので覚えておきましょう。
メタバースプロジェクトは次々にでてきますが、まずは人気の「The Sandbox」で遊んでメタバースを体験してきてください。
メタバースの将来性に気づけると思います。
余剰資金がある方は、未来への投資もいいかもしれませんね。