【書評】The Art of Marketing マーケティングの技法|NFT・ブログ運営に

 今回紹介する本は著者:音部大輔さんの「The Art of Marketing マーケティングの技法」です。

 

マーケティングがうまくいって売り上げを伸ばす人

全然うまくいかない人

あなたは違いがわかりますか?

 

 あなたもご存じの通り、SNSを利用したクリエイターの活動、自社サイトへの勧誘、ブログへのユーザー流入などでマーケティングは重要です。

 

 今まで何も意識していなかった人が、この本を読みマーケティングを意識することだけで自分への反応の質や量を変えてしまうこともあります。

 

 しかし、この本を読んで私が感じたことはSNSで見かけるような「浅い知識」を鵜呑みにする事は良くない。そのまま実践しても効果は感じられないか、少し感じられる程度で終わってしまいます。

 

 テンプレートを実践しているのに全然反応が良くない、思うように集客できないし最近は伸び悩んでいる・・・

 

 一体どうしたらうまくいくんだろうと悩んでいる方いませんか?

 

 マーケティングと一緒に学びたい思考法

 →エッセンシャル思考の解説はこちら

マーケティングの技法で学べる事

 実は、マーケティングの技術をうわべだけ学んで、実践しても結果は大きく変わりません。

 

 なぜなら、一人のお客様の目線になり「どのように欲しくなり、満足するか」を考えなければ誰も振り向いてくれないからです。

 

 例えば、お客様はアニメ風の絵が欲しいとしましょう。しかし、クリエイターは風景画を一押し商品だと押してきます。その場合風景画のすばらしさをどれだけ説明してもお客さんの心は動かないでしょう。

 

 一方で、風景画を探しているお客様に風景画を紹介したら飛ぶように売れ満足もしてくれるはずです。

 

 お客様が強く求めているものはなにか、どうやったら満足するかを考えるのがマーケティングです。 

 

 どれだけ素晴らしいテンプレートを利用しても本当の欲求が分からないままだと何も始まりません。

 

 そのお客様の「知覚・認識」について実際の事例を交えて深く学べるのが本書になっています。

本の概要

著者:音部大輔

日本と米国のP&Gで17年間ブランドマネジメントやイノベーション方法の確立などに従事した後、ダノンジャパン、ユニリーバ・ジャパン、日産自動車、資生堂など複数のブランドを擁する企業でブランドマネジメント組織を指揮・構築。組織強化を通したブランドの成長を実現。2018年1月より現職。博士(経営学 神戸大学)

日経XTREND

 「マーケティングの技法」は音部大輔さんによって生みだされたマーケティングの最高の一冊と言っても過言ではない作品になっています。

 

 マーケティングについて学んでいる方はもちろん、組織に所属している方、どんな職種の方でも読む価値がある本です。

 

知覚・認識ってなに?

 「知覚・認識って聞いたことない」と思われた方もいるかもしれないので簡単に説明します。

 

「知覚」は消費者が五感などを通して感じとること、「知覚」を脳が解釈し、意味を理解した状態が「認識」です。

The Art of Marketing マーケティングの技法

 例えば、台所で食材をきる音がきこえて、食事のいい匂いが漂ってきたら「そろそろ、朝で朝ごはんの時間なんだ」と認識する。そんな具合です。

 

 その「知覚の再定義」がマーケティングでは重要になってきます。「知覚」を脳が解釈し「認識」になるので、まずは「知識の再定義」を行います。

 

 本書では、

「いい商品が」新たに定義されると、市場創造が起こり、首位が入れ替わる

 と述べられています。

 

 つまり、自分自身のブランディングを行いたいのであれば、「商品の定義を自分流に新たに定義させ、市場創造を起こさせる必要がある」ということです。消費者に「知覚の再定義」を促すのです。

 

 例えば、絵画を販売している人であったら、

従来:良い絵画とは有名な画家が描いた絵画である

再創造:良い絵画とはクリエイターと消費者が相互に関わり合い、絵画を中心としたコミュニティを作れる絵画である

 

 ゲーム業界であったら

従来:ゲームは将来のためにならないし、時間の無駄でもあるためやらない方がいい

再創造:e-sportが発展してくることが予想される。ゲームをすることによって将来の仕事になる可能性もあり時間の無駄ではない。積極的にやるべきである

 

 このように今回の実例では市場を大きい例で例えましたが、個人の場合であったら、もう少し小さなレベルで再定義を行うことによってマーケティングの効果が出てきます。

 

 その「知覚・認識」についてSNSにあるような薄い知識や経験では無く、17年間もの間マーケティングに関わってきた音部大輔さんがわかりやすくまとめています。

 

 この深い知識を学んだあとなら、今まで使えなかったマーケティングの方法やテンプレートの活用も、上手になっていくはずです。

技術が身につけば・・・

 この「知覚の再定義」を行えれば

 

  • SNSのフォロワーが増える
  • あなたの作品が飛ぶように売れる
  • 資金に余裕がうまれ自己投資できる
  • ブログなど読者が増える
  • 有料の情報商材がうれる

 

 など、あなたの活動に変化が訪れてくるでしょう。

値段の妥当性

 「The Art of Marketing マーケティングの技法」の値段は2,640円と普通の書籍に比べると少し高いです。

 

 なので「知識の浅い本を読んで勉強した気になりたい人」にはおすすめできません。ボリュームもあり、読むのには時間がかかります。私自身も、分からない事を調べながらよんでいたら時間がかかりました。

 

 一方でこんな方にはおすすめです。

  • 本気でマーケティングについて学びたい
  • 教科書的なものが欲しかった

 

 など、本気の方にはとてもおすすめです。正直なところマーケティングを学べば、本のお金くらいなら回収できるんじゃないかと思っています。

 

マーケティングを学びたい方へ

ビジネスを成功させる一冊です

周りから「変わったね」と言われる

最高の技術を学びましょう

 

The Art of Marketing マーケティングの技法 パーセプションフロー・モデル全解説 [ 音部大輔 ]

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